弟の結婚式で『いつもと違う』服装をしたい
私が３５歳の時に実の弟の結婚式がありました。
結婚式・披露宴は何度か出席したことがあったのですが、身内の結婚式は初めてだったので何かいつもの服装とは違うもので行きたいと思いました。
いつも結婚式にお呼ばれされた時はわりとシックな感じの服装だったのですが、可愛い弟の晴れ舞台にシックではいけない！！ とは思うものの体型のおかげで日々洋服選びに悪戦苦闘している私にとっては『いつもと違う』というのが難題でした。
過去の出席した結婚式での友人の服装を色々思い出してみたのですが、今回は友人としての出席ではなく身内での出席ということもあり、まず親族の服装マナーを色々調べてみました。
マナーに合うものを持っていなかったので着物レンタル
やはりイブニングドレスや（既婚者だったので）黒留袖など、持っていない物が必要だということがわかり旦那さんにも相談してレンタルにすることに決めました。
まずは洋装か和装か・・・
ドレスも着物も着たことがなかったのでどちらも良いなぁと思ったのですが、ここはやはり姉としてビシッとキメるためにも着物にすることにしました。
たまたま友人が着物の着付けの師範をしていて、その友人が通っている着付け教室で着物がレンタルできるというので紹介してもらいました。
そこは着物をレンタル出来るうえに隣にある美容室でヘアメイクもしてもらえるとあって、一度に全てを予約出来るというのでめんどくさがりの私にとっては大助かり（笑）
早速紹介してくれた友人と旦那さんと共に、レンタル着物選びへ。
まずはお店の人に実の弟の結婚式への出席ということを話して、やはり黒留袖が良いだろうということで数点出してもらいました。
その中で一目でこれだっ！！ と思った着物があったので試着させてもらいました。
黒の生地に裾のほうには和柄が入っているのですが、普段結婚式で見る新郎新婦の母親が着ているようなベタなものではなく、金色というよりも銀色での装飾がとてもカッコよくて、柄もなんだか今風な感じでした。
黒留袖は地味になりがちだから帯を金色にしたらアクセントがついて良い、ということで帯を金色で細かい刺繍がされているものを巻いてもらいました。
私は身長１６３ｃｍと普通なのですが、体格がデカく（ぽっちゃりというよりがっしり体型）どうしても着物だと寸胴になるのでより太ってみえるかと思ったのですが、黒の着物に金色の帯という事でとてもすっきりして見えたので一発で気に入りました。
友人と旦那さんに試着した姿を見てもらったら『渋い・極妻みたい』と言われましたが（苦笑）
でも、着物と小物レンタル・当日の着付け・ヘアメイク全てあわせて予算が３万円だったのですが、その着物をレンタルすると全てあわせて５万８千円になると言われ、泣く泣く諦めることに・・・
聞くと黒留袖はやはり普通の着物よりもレンタル料は割高になると言われました。
オレンジの色留袖に決定
そこでマナーとして悪くないということで色留袖にすることにしました。
人生３５年にして初めての着物だったので、どうせ色のついた着物を着るなら普段洋服では絶対に着ない色の着物にしようと思い、桃色や橙色・若草色など
パステルカラーの着物を数点だしてもらいました。
色としてオレンジ色が大好きなので、橙色の色留袖を試着してみることに。
黒留袖と違い、確かに華やかには見えるのですがやはり体が大きい分よりぽっちゃりした感じになってしまいました。
それでも帯を黒ベースにしたら見た目が締まるよ、ということで黒の生地に金色の鞠の刺繍がなされている帯をしてもらいました。
橙色に黒！？ と思ったのですが、そこはさすがプロの意見。本当にやわらかい感じの中にも締まった感じがあってこれならぽっちゃり感もマシだと思い着物と帯はこれに決定。
バッグはがま口で白いビーズで覆われた手さげタイプのもの、ぞうりは薄い金色で鼻緒が薄い茶色のもの。
衣装のレンタル・当日の着付け・ヘアメイク、全てあわせてトータルで料金は３万８千円でした。少し予算をオーバーしてしまったのですが、気に入ったものなのでそこは良しとしました。
足袋と肌襦袢はレンタルできない
そこは、足袋と肌襦袢（着物の下に着る肌着のようなもの）はレンタルが出来ないということで、足袋は後日着物屋さんで売っていたセール品を購入（５００円でした）。
足袋にもマナーがあるようで、４枚こはぜと５枚こはぜとあるのですが４枚こはぜは普段履き用・５枚こはぜは正装時だそうです。
５枚こはぜのほうが足首もより隠れるということで着物の裾がめくれても肌が見えにくい、ということからのようです。
着物に関して何も知識が無かったので、今回のレンタルでとても勉強になりました（＾＾；
肌襦袢は実母に借り、これでなんとか揃いました。
着物を着ると所作もおしとやかになるし、見栄えも良いので今後友人の結婚式などへ出席することがある時は、またレンタルしたいと思いました。
最後に、披露宴のとき着物でたくさん飲んだり食べたりしてしまうと、帯を外した途端にどっと酔いが回ったので今後着物を着るときは飲食はほどほどにしようと思いました（苦笑）
