人生で3回目のお呼ばれは妊娠中
わたしが人生で3回目に招待していただいた結婚式はわたしは妊娠中でした。わたしは23歳で、旦那の転勤の都合で仙台に住んでいました。
当時わたしは妊娠3カ月目。派遣会社に勤め、システム会社の事務員として働いていました。
今回、結婚式に招待してくれたのは、小学校~高校までずっと一緒の学校に通っていた同級生でした。小さい頃からずっと仲良く、大学進学後も頻繁に遊ぶ仲でした。結婚式はわたしが妊娠9カ月に入ったころ、大阪で行われる予定でしたが、出席の返事をしました。
しかし、そのときまだ妊娠3カ月目だったわたしは、お腹もそれほど出ておらず、つわりもなかったため産前と何も変わらない生活を送っていました。そのため、妊娠9カ月になるとどのくらいお腹が出るのか? 体調はどんなものか? 等など、未知すぎて不安でいっぱいでした。
しぼりのないAラインドレスを探す、予算は1万円
前回、別の友達の結婚式に着て行ったドレスが、胸の下がしぼってあるコクーン形のドレスだったので、お腹に負担がかからないし、それを着てくことに。
妊娠8カ月目に入ったころ、そろそろお腹もだいぶ大きくなってきて、結婚式も近づいてきたので、念のため着ていく予定のドレスを試着してみました。すると、想像通り、お腹に負担はなく楽チンなんですが、胸の下すなわちお腹の上がしぼってあることによって、お腹がすごく目立ってしまったのです。旦那にも「ちょっと目立ちすぎだなぁ・・・。」と言われ、急きょ買いにいくことに。
妊娠中にドレスを着る機会なんて滅多にないし、下手したら今回限りかもしれないので、妊婦用のドレスではなく、妊婦でも着れそうな普通のドレスを探すことに。イメージは、しぼりのないAラインのドレス。予算は1万円。
水色のAラインのドレスワンピースにシルバーのチューブトップ
旦那に付いてきてもらい、フォーラスへ。向かったのは普段洋服をよく買う「ロイヤルパーティー」。洋服も、綺麗めのものが多く、ドレッシーなワンピースやちょっとしたパーティーに着ていけるようなドレスも置いているショップです。
そこでAラインのドレスワンピースを発見!! しかも肩にビジューが付いていて、背中にはリボンも付いていてとっても可愛いデザイン! 妊娠中でなければ、試着せずにすぐに買っているところですが、デザインは気に入っても、お腹が入らなければ意味がないので、とりあえず試着してみることに。お腹に負担もかからず、お腹がそこまで目立たつこともなくいい感じでした。旦那も気に入ってくれたので、即決しました。
カラーはイエロー系、ピンク系、ブルー系と3色ありましたが、イエロー系のドレスは持っているし、ピンクって柄でもないので、ブルー系にすることに。水色なんですけど、あざやかな水色ではなく、少しグリーン系の入った落ち着いた綺麗な色でした。
背中が大胆にあいたものだったので、同じくロイヤルパーティーでシルバーのチューブトップを購入しました。このチューブトップはかなり伸縮性があって、お腹が大きくてもきつくないのでよかったです。
ドレスが8000円くらい、チューブトップが3000円くらいでした。チューブトップをシルバーにしたことによって、前の結婚式で使ったシルバーの小物(クラッチバック、パンプス)が使えるので、小物は持っているものを使用することに。
パンプスは3cmくらいヒールがあったんですが、妊娠前10cm以上のヒールを履いていたので3cmくらい大丈夫かな、と思い、新しく購入しませんでした。
結婚式当日、妊娠9カ月なめていました(笑)
結果から言います。妊娠9カ月なめていました(笑)
完全に考えが甘かったです。妊娠8カ月のころに比べ、更にお腹が大きくなり、体も重く、顔も太り、体力も減っていました。購入したドレスは、お腹もゆったりしていたし、問題なかったのですが、元々そのドレスはすそが前だけ少し短めになっているデザインだったので、お腹が大きいことによって更に短くなってしまったのが気になりました。
あと、パンプス3cmも、妊娠9カ月には結構きつかったです。式ではほぼ座っているので、大きなトラブルこそなかったものの、式の行き帰りの電車などの移動は正直しんどかったです。
もし、また妊娠中に結婚式に招待されるようなことがあれば、次はレンタルなどして妊婦用のものを着ようと反省しました。どちらかというと、ドレスよりもパンプスが失敗だったかもしれませんが(^^;)
このドレスを選んでよかったこと
このドレスを選んでよかったことがあります。妊婦用ではなかったこと、デザインを気に入って購入したことによって産後もちょっとしたパーティーなどに着ていくことができました。
お腹が出ていない状態で着ると、気に入ったデザインだけあって、とっても可愛い! 機能性よりもデザインを重視してしまうのがわたしの悪い癖ですが・・・。でもやっぱり産後着てみるとこのドレスでよかったと思いました(笑)
結婚式の妊婦さんのパンプスはヒール?ぺたんこOK?
一般的に結婚式のお呼ばれ靴はヒール3センチ以上といわれています。しかし、妊婦さんはヒールを履かなくてもマナー違反にはなりせん。
とはいえ、結婚式は露出が少ない正装が決まりです。
体は徐々に変化が現れ体への負担も多くなります。体のことを第一に考え最低限のマナーを守ればぺたんこ靴でもOK。
つま先とカカトがきちんと隠れている履きやすいパンプスを選びましょう。
靴選びも変わる!妊娠初期、中期、後期と体の変化
妊娠中は初期、中期、後期、臨月、そして個人差もある体の変化。
体調により履ける靴も変わってきますので、体に振動や刺激を与えないよう安全性と安定感のあるパンプスを選びましょう。
●貧血気味
つわりなどで貧血気味に。足元もふらふらしやすくなるためぺたんこ、ヒールの場合は太めのヒールを選びます
●お腹が大きくなる、張りやすい
お腹が大きくなると足元も見えづらくなります。滑りにくく安定感のある靴、紐やストラップタイプはお腹で留めにくくなるため避けましょう
●むくみやすい
妊娠後期は特に足がむくみやすくなります。足首や足裏だけでなく足の甲もぷにぷにになるくらいむくむ場合があるため柔らかい素材で、履き口がゴムタイプだと足の痛みにも優しいです
●冷え性
体が冷えやすく特に足は冷えやすくなります。チャペルや披露宴会場は大理石などタイル張りの式場も多く足元から一気に冷えます。冷え性が心配な方は靴用カイロを入れて調節できるようパンプスを選ぶ時も持参してサイズを調節しましょう
妊婦さんのパンプスの選び方
見た目より履きやすさ重視で選びます。
先が尖ったポインテッドトゥではなく少し丸みのあるラウンド型にすることで窮屈さを軽減することができます。
そして必ず試着して体調、足にあったパンプスにしましょう。
ヒールの高さで選ぶ
妊婦中は転倒による事故を防ぐためヒールの高いパンプスは避けます。
●フラット
不安な方やヒール慣れしていない方はヒールのないぺたんこタイプを選びましょう
●低いヒール
普段ヒールに慣れているとかえってぺたんこだと歩きづらく、腰が痛くなる場合も。
その場合は2,3センチ程のローヒールを選びましょう
●太めのヒール
妊娠初期でお腹も目立ちにくく、体調も落ち着いておりヒールを履きたい!という方はピンヒールではなく太めのチャンキーヒールなどがおすすめです
機能性で選ぶ
妊娠中体だけではなく足のサイズも大きくなる場合もあります。
できるだけ足に優しく疲れにくい靴を選びましょう
●ストラップ付きで脱げ防止
お腹がそれほど目立たない時期であればストラップやベルトタイプを。足をしっかりフォールドしてくれるからヒールのあるパンプスでも安定感がでます。
●着脱しやすいパンプス
お腹が大きくなるとかがむことも難しくなります。妊娠後期はかがまなくても着脱できるストラップなしのパンプスにしましょう
●はき口広め
足のむくみで履き口が小さいタイプはきつく感じることも。足のサイズもそうですが、足幅も大きくなるため履き口が広く足幅広めタイプだとなお安心です。
●高反発や低反発でクッション性あり
妊娠中は体重も増え一歩歩くのも一苦労。足にも負担がかかるためクッション性のある低反発や高反発タイプがおすすめです
●伸縮性のあるパンプス
むくみ対策はストレッチ性のある柔らかい素材を。
また、バレエシューズのように靴底がしっかり曲がりしゃがんだ時も足にフィットするタイプだとむくみ足の負担も少ないです。
●滑りにくいもの
靴底にすべり止めが付いたタイプを選びましょう。すべり止めがない場合は市販の貼り付ける靴底すべり止めを貼り付けて対策を。すべり止めを貼る場合は剥がれて躓かないようしっかりと接着しましょう。
●軽い靴
ヒールがあるパンプスはヒール部分が硬く重いものも。なるべく軽い素材で足に負担の少ないものにしましょう
●靴底に厚みのあるもの
楽ちんのぺたんこパンプスですが、中には靴底も薄い素足感覚のようなパンプスも。
素足のようで楽ちん!?と感じますが、チャペルや披露宴会場はコンクリートやタイルと地面が硬く足に負担がかかりやすいです。
ぺたんこのローヒールを選ぶ場合は全体的に靴底に厚みのあるものを選びましょう
●引っ掛かりにくいヒール
ホテルなど披露宴会場は床が絨毯の場合も多いです。
ヒールを選ぶ方はヒールが絨毯に引掛からないようヒールが潰れていないものに変えましょう。
素材で選ぶ
ハラコやファー、蛇やワニなど爬虫類系、型押しデザインは死をイメージするためNG。ヒョウ柄など動物柄も避けます。フェイクものもやめましょう。
デニムや麻、ジュート素材もカジュアルすぎるためNGです。
ぺたんこや低いヒールでもサテンやラメ素材、ビジューやパール付きのものを選ぶと華やかな印象になります。また、普段履きなれたパンプスに取り外し可能な飾りを付けるのもおすすめです。
靴選びが終わったらやること
サイズ感が合うよう挙式や披露宴が近くなって購入し、お呼ばれ用だからと購入後そのままにせずこまめに試履しておくとより安心です。
妊娠中は1ヶ月たつと体も大きく変化します。式場までスニーカーなど歩き慣れた靴で行き現地で履き替えるのも◎階段や段差では必ず手すりに捕まり、不安な方は友人や家族に手を添えてもらいましょう。
また、当日足の痛みに悩まないよう中敷きや絆創膏を事前に用意しておきましょう。
最後に忘れがちなストッキング。お腹が大きくなると普段使いのものはサイズが合わないためマタニティ用のストッキングも用意しておきましょう。伝線した時のために予備でもう1足。式場でも購入できる場合が多いですがマタニティタイプは取扱いしていない会場もあるため注意しましょう。
おしゃれも大事ですが体とお腹の赤ちゃんのことを第一に考え、歩きやすく負担の少ないパンプスを見つけましょう(^^)