沖縄県在住の中年初旬です（笑）
沖縄県在住です。中年初旬です（笑） 今年に入って2年ぶり？ の披露宴に招待されました。
新郎新婦は同じ地域に住む２０代のお友達。２０代のお友達と聞いて世代が違う、と思う方もいるかも知れませんが、沖縄の社会ではヨコのつながりが強く、同じ地域に住んでいるだけですっかり顔なじみのお友達なのです。
おまけに沖縄では新郎新婦の友達だけでなく、両親のお友達、両親の職場の同僚まで招待されるので、当然半端ないゲストの数！ 芸能人並みの披露宴なんてあたり前！ というわけで私も招待して頂けることになりました。
２年ぶりの披露宴参列でドレスが入らない緊急事態
とは言え、2年ぶりの披露宴参列。とりあえず手持ちのドレスを物色してみましたが、ショッキングな事実が発覚！ どのドレスも入らない・・・・。
この2年で体のサイズがひとまわり大きくなって若い頃から大事に保管していたどのドレスも入らなくなっていたのです。これは緊急事態！ 慌ててドレスを探すことにしました。
ネットの通販サイトでドレスを探してみる
まずはネットで検索。前々から憧れだけでカタログを取り寄せていた某有名通販サイト「デ○○○」をチェック。憧れていただけあってセレブ感漂う素敵なドレスがたくさんありました。ですが、値段が高―い！ エレガントな総レースのブラックワンピースは9万円代。
もう少し安いものを探してシンプルなワンピースを見つけました。Vネックの襟ぐりに体にゆったり沿ったラインでシンプルながら女性らしいシルエットです。ポイントは長袖の袖口の切り替えで、手の甲にかかるようにドレープがついています。お値段も2万円代。
なかなかいいなと思ったのですが、ちょっと気になったのはスカートの丈。モデルが着用している写真では丈が膝上になっています。ワンピースにありがちなのが、座ってしまうとスカートが上半身に引っ張られて予想以上に丈が短くなってしまうこと。座ったらミニスカート、なんてさすがに・・・。それに、飾りがなくシンプルな分お腹の辺りが目立ちがち。とりあえずこのドレスはキープすることにして、他でも探してみることに。
他の通販サイトでも探してみました。もうちょっと庶民派通販サイト「ベ○○○○」で見てみるも、今度はデザインが若過ぎ。値段は数千円～2万円くらいで可愛いワンピースはたくさんあるものの肩出しデザインが多いので、どうしてもショールやボレロを羽織ることになるけれど、それじゃ２０代の参列者とかぶりそう。若作りのおばさんと思われたくないっ！ なので、スーツに方向転換して同じサイトで検索。
今度は落ち着いた感じで、ツイードのセットアップでジャケットの第一ボタンにとりはずせるリボン飾りがついているものを発見。リボンが外せるならちょっとしたお呼ばれにも使えるし、２WAYで両方使えるというのは女子は好きですから、ばっちり！ と思ったらジャケットがついている分お高い3万円代。これでは予算オーバー。
でも、サイズは庶民派サイトの方が７号～１５号くらいまで揃っていて安心。そうだ、着てみないと自分のサイズもはっきりしないか・・。ネットでばかり探していたので、実際に試着するべく店舗へ探しに行ってみました。
銀色がかったグレーのシルクシャンタンのワンピース
あんまりおしゃれなお店だと高そうなので、スーパーに隣接したテナントのフォーマルドレスショップへ。最近の大型スーパーはこういったお店の品揃えも充実しています。目についたのは店舗正面のマネキンに着せられていた銀色がかったグレーのシルクシャンタンのワンピースに、同じブラックのシルクシャンタンのジャケットがついたもの。ウエストにはベルトがわりにリボンを結ぶようになっています。
ジャケットはボレロのように短くなく、スカートに合うよう腰の上あたりの短めの丈になっています。落ち着いていて、尚かつ華やかさもあるので気に入りました。値段も2万5000円。
あとはサイズ。こちらも問題なし。少々ジャケットの袖の付け根がキツイ気もしましたが、まあ問題なし。もともとこういったお店は少し年齢層が高めの客向けなので、若い子向けの号数よりゆったりめのサイズになっています。
他の参列者とかぶったら大変！
これにしようかなあ、と迷いだした時、ふと前を見ると同じ地域の知り合いが。「確か彼女も招待されてたよねえ・・」と何げに思い出した時重要なことに気づいたのです。
「そうだ！ こんな地元ど真ん中の店で買ったら誰かとかぶるかもしれない！ もしくは、あのドレス、あの店で見たと気づく人がいるかも知れない！」別に気づかれたっていいんですよ。かぶってなきゃ。でも、やっぱり乙女心としては値段が知られたり、売っていた店がスーパーのテナントなんて知られたくないんです。見栄ですけど。（苦笑）で、このお店での購入は諦めました。
ベルベットのジャケットにシフォンのワンピースならバランスもいい
こうなるともう何処で買っていいのかわからなくなってきました。ちなみに同じく参列する友達に「どんなの着ていく？」と聞いたところ、彼女も迷っているとのこと。その理由は披露宴の行われるホテルが割とカジュアルな地元密着型なこともあって、あんまり頑張りすぎて悪目立ちしてもいけないし、その辺りのバランスを迷っているとのことでした。
これじゃ、ますます迷うばかり。すっかり探すのに疲れてしまって途方に暮れていた時でした。たまたま通りかかった時々服を買う小さな雑貨屋さんにパーティードレスが売られていたのです。どうせ若向けだから入らないだろうなと思いつつ試着すると、これが入るじゃありませんか！ デザインも胸の下に切り替えがあるエンパイアスタイルで、体のシルエットがAラインになるのでお腹も目立ちません。シフォン生地で軽やかさもありますし、丈も膝がちょうど隠れるくらいです。
特に気に入ったのが肩のデザインで、ワンピース本体から肩にかけてショールのように布が留められていて、この肩の布の幅を縮めたり、広げたりすることで、肩全体を覆ったり、肩を出したキャミソール型にすることが出来るのです。そしてお値段も激安の6800円！ もう即決でした。小さい店だからどこで買ったかたぶん気づかれないし（笑）。
色は深いエメラルドグリーンと鮮やかなワインレッド、ブラックの三色がありましたが、無難にブラックを選択。丁度手持ちのベルベットのジャケットがあったので、べルベットにシフォンのワンピースならバランスもいいし、落ち着き感も出せると思ったからです。
どうにかこうにかドレスが決まったので一安心。後で、そういえばレンタルという選択肢もあったなと気づいたのですが、また数ケ月後にも披露宴に呼ばれる予定があったので、2回借りるよりはと思い直しました。ですが、レンタルだと違うものが着られます。次は同じドレスだと気づかれないように小物を工夫しなければ。
小物（ネックレス、ブローチ、靴、バッグ）選びはTPOで
ようやくドレスも決まって、次は小物達。小物達は手持ちのもので済ますことにしました。
ところが、今度は組み合わせです。さっきの友達のように目立ちすぎないように、上品にという塩梅が難しい。アクセサリーは定番真珠のネックレスにして、それだけでは物足りなかったのでジャケットに色石のついたアンディーク風のブローチを襟元につけました。こうすると顔まわりが華やかになって視線が上半身に集中するので下半身の体型カバーになります。
靴は派手になりすぎないようにシンプルな飾りのないブラックの靴を選択。カバンはゴールドに蝶の刺繍が入ったものと、ブラックのスパンコールの巾着バックかで迷いましたが、実際に着てドレスと合わせた結果、上品なスパンコールの方に。足元は寂しくならないようにラメ入りの肌色のストッキングを購入しました。
ところが、このストッキングが大失敗。破れたら困ると思って試着していなかったのですが、実際履いてみると、予想以上に白浮きし、足がパンパンに太く見えてしまったのです！ 急遽ホテルに向かう前にラメ入りの黒のストッキングを購入して、こっそり履き替えました。やっぱり一回はトータルで着てみないとわからない・・。反省です。
苦労して選ぶのもこれはこれで楽しかった
散々迷って苦労したドレス探しでしたが、これはこれで楽しかったです。普段着ではない特別なドレスは女子（？）力をUPしてくれそうで、ウキウキ、ワクワクします。
苦労して迷った分、披露宴会場でも変に浮くことなくお式を楽しむことができました。でも、これだけ苦労したドレスにジュースをひっくり返されましたけど・・・（苦笑）。
