ホテルでバイト時代、マナー違反の多さに絶望していた
友人の結婚披露宴に参加した時のことをお話しします。
当時25歳独身の会社員でした。
初めての披露宴出席だったので、失礼のないように改めてマナー本を読みまくり、自分の持っている知識が正しいかを確認してからドレスを買いに行きました。
というのも、私はホテルで配膳のアルバイトをしていた経験から同年代ではダントツで結婚式の現場を目撃しており、あまりのマナー違反の服装の多さに絶望していたからです。
結婚式はれっきとした冠婚葬祭の場。二次会ならまだカジュアルにしても許されますが、結婚披露宴では新郎新婦の友人知人のほかにも会社関係者、親族が出席されます。
そのような方々をお迎え出来るように新郎新婦はしっかりと準備をしているはずなので、友人として参加するとしてもそれなりの格好をするべきだと考えました。
マナー違反にならないように自分にドレスルールを課した
なので自らに以下のルールを課してドレスを選びました。
<白は言語道断>
理由:説明不要ですよね。
<黒は言語道断>
理由:黒は日本では喪服の色です。また男性はスーツを着てこられるので女性は華やかな色のドレスを着て会場に華を添える役割があります。なので黒は不適切です。着物の場合はこの限りではありません。
<薄い暖色や薄いゴールド、ベージュを選ばない>
理由:薄いピンクや薄いオレンジ、薄い黄色のドレスはとても可愛いです。しかし、光の当たり具合によっては、もしくは写真の写り方によっては白に見えてしまいます。
<バイカラーは避ける>
理由:ここまで気を付ければ完璧ですが、2色使いのドレスは「分かれる=別れる」の連想をさせるため避けたほうが無難だという意見もありますので、どうしても他に選択肢がない場合を除いてバイカラーは避けるようにしました。
また普段の服装の好みから以下のアイテムを選ぶことはありませんでしたが一応、
<過度な露出のあるものを選ばない>
<アニマル柄を選ばない>
<黒タイツ、柄タイツは穿かない>
ということも念頭に入れていました。
アプリコット色のドレスに決めた
ドレスを購入するにあたって立てた予算は3万円でした。
披露宴に参加するのでご祝儀も用意する必要があり、あまり装飾にお金をかけられないと考えたためです。
でもあまりに安っぽい服装も出来ず、今後も着ることを考えてしっかり目のものを購入しようと思いました。
ショップは3件回りました。最終的にはドレス・靴を合わせてドレスだけの予算内で購入することができました。
可愛いドレスがあっても、一旦冷静になるために別のお店を見に行くようにしたことが安く買えたポイントだったと思います。
落ち着いた感じのアプリコット色のドレスだったので非常識にもならず、新婦のカラードレスともかぶらず(これは事前に確認しなかったので後でホッとしました)、会場に花を添えることが出来ました。
可愛いドレスで着飾る新婦の周りに集まるおめかしした新婦友人のドレスが黒ばっかりだとやっぱり華やかさに欠けますもんね。
同席した友人の中には黒やアイボリーホワイトのワンピースを着ている人もいましたが、新婦によるとやはり後からおばあ様に「なんあのあの子たちは!非常識な格好で!」と言われて対応に困ったそうです。
新婦を困らせないためにも、マナーを守った服装をしていてよかったなと思いました。