思い切って華やかなドレスを選んでみようと決心
20代後半の頃、友人の結婚式の二次会に招待されました。
その頃の私は、結婚式や二次会に友人の立場で出席することも何回か経験していました。
それまでは、初めて買った黒のシンプルなドレスで参加していましたが、友人たちの装いを見てもっと華やかな服装もいいなと思い始めていました。
また、まだ独身で仕事をしていたときだったので、わりと自由に使えるお金もありました。
そこで、今度は思い切ってもう一枚ドレスを買ってみよう、黒ドレスとはがらりとイメージが違うドレスにしようと思い立ったのでした。
迷いに迷ってなかなか決まらず
二次会まではまだ日にちに余裕があったので、パーティードレスを専門に扱っているようなお店をいくつかはしごしました。
黒とはがらっと違う色ということで、明るめの色を意識して探してみました。
パステルカラーのきれいなドレスもいくつかありました。どちらかというと、寒色系が好きなので、水色系や淡いエメラルドグリーンのドレスが目に留まりました。とてもきれいなのですが、きれいすぎて、やっぱり私には敷居が高いかなというのが正直な感想でした。
他に、薄いオレンジのような、肌色に近いシフォンワンピースもありました。試着してみましたが、膨張色のためかやや太めに見えてしまい、こちらも却下。
ベージュ系も探してみました。ベージュ系はわりと好きなのですが、やはりちょっと無難で落ち着いた印象を受けるので、がらっと印象を変えたいと考えると躊躇してしまいます。
パステルカラーもだめ、ベージュもだめ、となると、他に選べる色も限られてきます。ベージュ系にして、ボレロなどの小物を華やかにしてみようかと思ったりもしました。
迷いに迷って、なかなか決まらず、結局3店くらいまわっていたと思います。
他のベージュとはニュアンスが違う、きれいなベージュドレスを発見
いくつかベージュ系を見ていたとき、とても惹かれるベージュドレスを見つけました。
そのドレスの色合いは、表現が難しいのですが、実際に見てみると確かにベージュだけれど、思い出そうとするときは、ほのかにピンクのような、淡いピンク系パープルのような色に輝いている、そんな感じのベージュでした。
試着してみると、肌の色も明るく輝いて見えました。
袖は半そでで、ウエストの部分で切り替えが入って、下はフレアスカートのようになっていました。
お値段は6万円台だったと思います。安くはありませんが、今回はそれくらいの出費は覚悟していました。
ドレス単品では印象がさみしいので、同じお店でボレロを探しました。
でも、このドレス自体の生地がしっかりしていて、袖もあるため、肩にかけるショールタイプのものの方が相性がいいようでした。ドレスの光沢を引き立たせるような、白系、もしくはベージュ系のショールをいくつか合わせてみました。
ぴったりだったのは、薄いクリーム色のレースタイプのもので、光沢のあるクリーム色のリボンがついていました。4,000円くらいでした。
小物を揃える
ショールをかけても、首元が開くタイプのデザインなので、首もとを飾るアクセサリーは必需品です。
いくつかあるのですが、自分はシルバーのものしか持っていませんでした。
このドレスには絶対ゴールドが合うと思ったし、しばらくアクセサリー類は買っていないので、この際だからと、購入することにしました。
アクセサリーショップの方がいろいろ選べると思ったので、ドレスショップでは、ベージュのドレスとショールを購入して帰りました。
ネックレスは、一粒パールのゴールドチェーンのものにしました。一粒パールのネックレスは持っていなかったし、ショールの光沢によく合うと思いました。
お値段は3,900円でした。自分では、1,000円台のアクセサリーくらいしか買ったことがない私には高級品でした。
バッグは自前のパーティー用ポーチがあるのでそれにすることに。そして、靴は、妹からの借り物です(笑)。ベージュがかった薄いピンクなので、ドレスとぴったりです。
二次会での友人の反応
二次会当日、友人たちと出会うと、普段の私と全然違うと驚かれました。
特に、今まで別の結婚式や二次会に一緒に呼ばれていた友人は、私の黒ドレス姿しか見ていないので、どこで買ったの? とか、値段はいくらくらいだったの? とか聞かれました。
友人の中には、もっとドレッシーな服装の人もいましたが、私はこれで十分満足でした。いい意味で、イメージが全然違うと驚かれましたし。ドレス自体も褒められました。色合いがなかなかなくて素敵だし、ショールとよく合っていると。
ただ、友人たちとそれぞれドレスをいくらで買ったか、という話題になったとき、ほとんどの友人のドレスが、自分のドレスより安かったことにちょっとびっくり。
どれも高そうに見えるのに。中には、1万円以下ですべて揃えたという友人もいて、今はそんなに安く買えるんだ〜と、妙に関心した私でした。