親友の結婚披露宴にお呼ばれ
23歳の時、高校からの親友の結婚披露宴と二次会に招待されました。
親戚の結婚式には行ったことはありましたがそれは子供の頃の話で、大人になってからは初めての結婚式でした。
披露宴と言えば、普段とは違うフォーマルな場、なので列席者もきちんとした格好で参列しなければならない、と言うことはなんとなく分かっていたのですが、具体的なマナーなどは全くわかりませんでした。
とりあえず母に聞いてみると「白は花嫁さんとかぶるからダメ」ということくらいでした。
まずはドレスショップをリサーチ
考えていてもわからないので、一緒に招待された友達とショッピングセンターに入っているドレスショップに見に行ってみました。
華やかで色とりどりのかわいいドレスにテンションがあがり、その場で決めてしまいそうになりましたが、安い買い物ではないので「今日は見るだけ」と自分に言い聞かせてじっくり見ることにしました。
実際見てみると、いいと思う色でも鏡で合わせてみると自分に合わなかったり、デザインが良くても丈が長すぎたりとなかなか選ぶのが難しかったです。
私の身長は153cmと小柄な上に細身の体型だったので、ほとんどのドレスがちょっとブカブカでかっこよく着られないのもわかりました。
やっと見つけたドレスは超シンプル
その後も他のフォーマルショップやレンタルドレス店など何件か見たのですが、なかなか希望にぴったりのものが見つかりませんでした。
が、ふと立ち寄った駅ビルのお店で運命の出会いがありました!
それは黒のドレスでした。フレアワンピースでふくらはぎくらいまであるミディアムロング丈、長袖で少しだけハイネックというデザイン。しかもレースなどついていない超シンプルなデザインで、今思うとかなり喪服っぽい…。
でもその時は「大人っぽい!素敵!」と思ってしまったのです。
試着してみると細身でサイズもぴったり!値段は15000円くらいでした。
やっぱり地味? 小物でカバーして大人フォーマルに
自宅に帰って着てみると…う~ん、やっぱり地味すぎる? 母からも「それ結婚式用? もっと華やかなほうがいいんじゃない」とダメ出し。
デザインは私の好みにぴったりだったのですが、こんな喪服みたいに地味なのじゃさすがに花嫁さんに申し訳にないので、小物を使って華やかにすることにしました。
イヤリング、ネックレスはパールで揃え、大きめのコサージュをつけました。ラベンダーのような薄めの紫と鮮やかなブルーハワイっぽい水色に、白い小花と小さいパールがたくさんついたもので、これをつけるだけで一気に華やかになりました。
バックは白いパールが全体につけられているクラッチバッグにし、シンプルな黒のヒールにしました。
小物のおかげで喪服が大人っぽいブラックフォーマルな装いになりました。
その時はとても満足できたのですが、今考えると、若いんだからもっと明るい感じのドレスにすればよかったかなと後から少し後悔しました。