地元のショップに良さそうなものはないのでネットで
私自身が早めに結婚をして子供もいるため、友人の結婚式に出るのに服を選ぶのは3度目の事でした。
私が住んでいるのは地方ではありますが、比較的東京には近い場所です。とはいえ、子供も愛犬もいるので東京まで買いに行く事も出来ず、また、地元のショップでは良さそうな物は全くなく、仕方なく初めてネットで探す事にしました。
しかし、今まではどんなに馴染みのあるブランドであっても着心地や色、仕立てなどを実際に目で見て、手で触って買ってきたので、ネットでのショッピングには正直抵抗がありました。“結婚式のドレス”で探しても、パッと目を引く物が一切無くて、みんな同じ…。
ありきたりのスタイルではないドレスを探す
学生の時に東京に住んでいたころ、コンパニオンとして結婚式場に派遣されていた時にも、招待客のほとんどがシフォン素材のドレスワンピースにショールやストールを肩にかけるという、お決まりのスタイル…。しまいには、シフォン素材の無難なワンピースに、結婚式のマナーとしてはNGのカーディガンを着る人まで出てくる始末…。主役は新婦とは言っても、あまりにも個性もない、面白くもないと感じていました。
実際わたしも、目立ち過ぎずも自分の着たいスタイルで友人の結婚式を祝いたいと思っていたので、その様なありきたりのスタイルではないドレスを探していたところ、海外のショップのサイトで丁度セール中の5千円未満という手ごろな価格で、とても気に入ったドレスワンピースが見つかりました。
真っ赤なペチコートがついていて、ドレープドネックの、白と黒のAラインワンピースです。
そこに、ラインストーンの散りばめられたクラッチバックを合わせ、
このドレスワンピースと同様に黒とレッド系が取り入れられたオープントゥのウェッジソールパンプスを。
アクセサリーは本真珠のピアスのネックレス、そして指輪でコーディネートしました。
ドレープドネックワンピースだったので肩出しマナーも大丈夫だった
わたし自身の中でスタイルは完璧に完成でしたが、実際にドレスワンピースが届いて試着してみると、なで肩のわたしにとってはショルダー部分がかなり下がってしまい肩からはずれるほどで、服を作る事が出来る母に、わたしの肩幅に合わせて直してもらいました。そのおかげで、イメージ通りに着こなす事が出来ました。
キャミソールドレスワンピースの様な肩が出てしまうドレスは、日本ではNGとされているので、ボレロやショール、ストールを羽織る必要がありますが、ドレープドネックワンピースだったのでその必要がなく(一応冷房対策としてレッドと花柄の白いレース生地でつくってもらったショールは持っていきましたが…)、この安さでお気に入りのドレスワンピースを着ていく事が出来たのは、大満足でした。
手洗いしたら赤いペチコートの色がドレスの白い生地にうつってしまったけど
わたしは、結婚式の服選びには必ず、普段でも着られる様なものを選ぶため、いつも通り、式出席の次の日には手洗いをしたところ、赤いペチコートの色がドレスの白い生地に移ってしまいました。
なんとかしようとクリーニングに出したところ、外国製のペチコートはモノが悪くて色が落ちてしまう事がある、との事…。
クリーニングの人曰く、ショップに言ってみれば…との事でしたが、海外のショップでしたので、ダメ元で連絡してみたところ、クリーニング代を出してくれるとの事でした。ただし、上限は服の値段との事でしたので、クリーニングの見積もりをしてもらったところ、ペチコートを全部外してから手作業で色を落としていかなければならないとの事で、服の値段の何倍もかかるとの事でした。
これをショップに伝え、それならば、新品を送ってもらえないかと相談したところ、即決で送ってくれる事になりました。
丁寧なショップへの感謝と、このお気に入りのドレスをまた着られるという事に喜びはありましたが…「今度着ても洗えないんじゃ…」という不安も。でも、これがネットで買うという事、また海外のショップではこういった事案が多いというデメリットなのでしょう。
しかし、気に入らない服を式に着ていって一度限りでクローゼットにしまい込む服よりも難点はありますが、お気に入りの物となり何度も着れる物を選んで良かったと思いました。