初めて結婚式に招待された!!!
当時、私はハタチ(20歳)。兵庫県の短期大学に通う女子大生でした。鳥取の田舎から大学進学を期に憧れの都会に進出し、毎日勉強とバイトに励んでいました。
ある日、地元鳥取の幼馴染から“結婚式にきて欲しい”と連絡を受けました。
彼は6歳のときからの親友で、後に奥さんになる女性も共通の友人でした。私は「もちろん行く行く!!」と即答しました。初めての結婚式、幼馴染の晴れ舞台、楽しみで仕方なくワクワクしたのを今でも覚えています。
ドレスがない・・・
そんなワクワクも束の間、「着ていくドレスがない・・・。」
初めての結婚式への招待、何を着れば良いのかもわからなければ、マナーも知らない。とりあえず、インターネットで結婚式でのマナーを調べました。白いドレスを着て参列してはいけない、つま先のあいた靴を履いてはいけない、派手すぎる髪飾りやアクセサリーは控える、などなど・・・。今思うと当たり前のことなんですが、当時の私は無知すぎて知らないことばかりでした。
当時学生だったので予算がそんなにありませんでした。さらに、田舎者の私はどこにドレスを売っているようなお店があるのかもわからない・・・。ただ、普段からタイトな洋服を好んで着ていた私は、“Aラインのドレスはいやだ”という漠然としたイメージだけは持っていました。
急いで一緒に結婚式に行く予定の友人に「ドレスどうする?」とメール・・・
返信「お姉ちゃんに借りた!!」
私は長女。借りることができるきょうだいはいない!!! かなり不安になりました。
ベージュ色のミニマーメイドドレス
悩んでいてもしょうがないので、とりあえず梅田に出てみることに。街をウロウロしてみるも、結婚式に着ていけるドレスを置いているドレス屋さんなんて見当たらない。目に入るのはホステスさんが着るようなドレスを扱っているお店ばかりでした。
HEPに入ってお店を見ているとあることを思い出しました。“前にCECIL McBEEで服を買ったときに、お店の端の方にドレッシーな服が置いてあったような・・・。”お店に行ってみるとやっぱりお店の一角にドレスが置いてありました。しかも5000円程のお手頃な値段のものばかり!!
とりあえずあるものを順番に試着してみるものの、やっぱりAラインのものやふわっとしたドレスはしっくりこない。ピンク系やふりふりしたものもしっくりこない。・・・というか似合わない(笑)
最後に店員さんに渡されて試着したドレスが、シャンパンのようにキラキラしたベージュ色のミニマーメイドドレス!! 見た瞬間、“これだ!”と思いました。試着してみると、しっくり。ドレスはこのミニマーメイドドレスに決めました。安い予算だったけど納得できるドレスがあって本当に良かったです。
小物も揃えなきゃ・・・
ドレスは決まりましたが、くつ、バック、羽織るものも揃えないといけません。CECIL McBEEのドレス売り場には、くつはもちろんのこと、クラッチバックやショールもお手頃な値段であったので店員さんにコーディネートしてもらいました。黒のパンプス、黒のキラキラしたクラッチバックに、粗めの編みこみのラメショールをコーディネートしてもらいました。パンプスは気に入らなかったので、他のお店で買うことにし、クラッチバックとショールをドレスと一緒に購入しました。全部合わせて1万2千円くらいだったと思います。
くつは、同じくHEPの中に入っているお店で黒にラメが散りばめられたパンプスを購入しました。これは6千円くらいしました。ドレスよりも高かったです(笑)
母に報告したら、黒のファーボレロをプレゼントしてくれた
実家の母に「こんなドレスにしたよ~。」と、写真付きでメールをすると、
返信「そのショール、昔のシャンソン歌手みたい。」と。
私はシャンソン歌手がわからず、“???”状態でしたが、褒められてはないことはわかりました(笑)
後日、母が百貨店で黒のファーボレロを買ってプレゼントしてくれました。
結婚式当日、写真うつりの色が失敗した
購入したミニマーメイドドレスを着、母からもらったボレロを羽織い、くつもバックも新品を下ろしました。ネックレスは成人式のときに祖母からプレゼントされたパールのものを付けました。
式場では久しぶりに会う地元の友達ばかりで、盛り上がりました。ドレスも「かわいい!」と褒めてもらい、自分が納得したものを買えてよかったと思いました。二次会もそのままの格好で行きました。
あえて、失敗したなと思う点は、色です。直接見ると綺麗なシャンパンゴールドで問題ないのですが、写真にうつると光の加減によっては白っぽくうつってしまったのです。後日うつった写真を見て、反省しました。
初めての結婚式の参列は、わからないことだらけでしたが、勉強になりました。
ドレスはかなり気に入ったデザインなのでまたパーティなどの機会があれば、また絶対着ます!! 母に“シャンソン歌手みたい”と言われたショールは未だに一度も使っていませんが(笑)