妊娠6ヶ月の妊婦の結婚式お呼ばれドレス(体験談)

生の声
体験談:青木みかん

つわりがひどい時期に友人からの招待状

モスグリーンのドレスでツーショット

私が結婚したのは今から7年前、26歳の時でした。ラブラブな新婚生活を満喫する暇もなく、結婚後まもなく妊娠が発覚しました。

つわりがひどく、おえおえ言っている時に届いたのが友人からの結婚式への招待状。他県に進学し、就職した彼女とは、中学高校を通して同じ部で汗を流した仲でした。

お互い学生時代からの彼とゴールイン、ということで旦那同士も仲が良かったので夫婦揃って初めてのお呼ばれです。おめでとう!! の気持ちは溢れているんだけど、取りあえず寝たきり状態だった私は出席の返信だけをして、何を着て行こうとかはまだ考えられませんでした。

結婚式まで1ヶ月半、ようやくドレス選び開始!

つわりもおさまってきた頃、ようやくドレス選びを始めました。結婚式まで1ヶ月半。

ショッピングモールやデパートと、色々回ってみたもののドレスってどうしてこんなに高いのでしょう。
独身時代もそれは感じていましたが、結婚して妊娠、仕事も退職した今となってはうちの家計は主人のお給料に頼り切っていました。そしてこれからもう一人家族が増えようとしている中、我が家の家計は火の車。独身時代のように、これから何回着るかも分からないドレスに数万円ぽーんと払えるほど太っ腹ではありませんでした。

ドレスもレンタルできるなんて知っていたら、こんなに悩まなかったでしょうに。それでも決められた予算内で探してみて、ようやくこれならというものも見つかりました。

11月の結婚式ということもあり、ちょっとシックなドレスを。濃いネイビーブルーのドレスで、丈は膝より少し上、ウエストの所に黒いリボンがありました。袖は半袖でパフスリーブになっています。
お値段15000円。これなら大丈夫かな。お給料日になったらまた来よう。

予想外の事態、妊娠6ヶ月で背中のチャックが上がらない

式間近になり、友人から往復の新幹線のチケットを送りたいと連絡がありました。彼女が当時住んでいたのは大阪。ちょうど主人も連休が取れ、家族が増える前の二人きりでの思い出を作ろう! と、ちょっと足を伸ばして京都まで旅行することになりました。

友人の結婚式に、京都旅行、楽しいことばかりだなと胸を弾ませてショッピングモールへ。目に留めていたドレスを購入しに来たのです。
前に来た時に試着したし、いいかな、とも思いましたが、念のため試着。、、、、して正解でした。前回はそんなに苦労することなく着れたのに、背中のチャックがうまく上がりません。

私、妊娠6ヶ月のお腹を甘く見ていました。思っている以上にくびれは失われていたのです。妊娠前は61cmだった腹囲がこの頃には71cm、156cm46kgだったのが50.5kgにまで膨れ上がっていました。

この頃の妊婦のお腹はとてもやっかいです。言わなくても分かる、ザ・妊婦! という程お腹が出ているわけではありません。だけどちょっとぽっこり。「お腹に赤ちゃんがいるためぽっこりお腹です!」と宣伝して回るわけにもいかないので、下手をするとただのぽっちゃりさんと思われる、、、、これは避けたいのが乙女心です。

スーツケースに入るサイズのドレス探し

モスグリーンのフリーサイズマタニティドレスの腰にリボンベルト

さて、これでまたドレス選びは振り出しに戻りました。加えて新幹線での京都旅行。妊婦であまり重たいものは持てないので、自然と主人が荷物持ちに。なるべく荷物を少なくしようと、小さめのスーツケース一つに二人の荷物をまとめることにしました。

新郎新婦のように会場で服がレンタルできたらどれだけ身軽なのに! と思いながら。彼はジーンズで参列するわけにはいかないので、彼のスーツがスーツケースに入ることを考えると私に残されたスペースは限られています。

1)あまりしわにならない素材。
2)値段も出来るだけ抑えたい。
3)なおかつ妊婦の私でもかわいく着れる。

という目標を掲げ、またもやドレス探しが始まりました。全てのショップの品物を見尽くしたのではないかという程、モールに足を運びました。

もう何もないよぉ~、と諦めかけていた時に、ふと目に留まったあるショップの80%OFFのラック。普段私が行かないようなテイストのお店でしたが、覗いてみると結構かわいい。

そこで見つけたのが光沢のあるモスグリーンの生地で出来たワンピ。11月という季節的にもぴったりのそのワンピースが、なんと破格の1000円ポッキリ! え?! と一瞬目を疑いました。金銭的な余裕のない我が家にはまさに打ってつけ! これは着てみよう!

早速試着してみると、伸縮素材でゆったりめのデザインなので妊婦の私でも余裕でした。しかもリボンタイプのベルトまでついています。サイズはF、そう、フリーサイズ! 即決でした。

靴は妊婦さん御用達のぺったんこの黒

モスグリーンのマタニティドレスに黒ジャケット

ただそのドレスの難点がノースリーブだということです。さすがにそれだけだと寒い。似合いそうなショールなども持っていないし、とお店を転々としましたがもうエネルギー切れでした。

手持ちの黒いジャケットなら何とか大丈夫かなと、羽織ってみるとこれまたなんとボタンが閉まらない、、、。でもこれだと旅行中に普段着にも合わせられるし、ボタンを閉めない方がリボンベルトもちらっと見えてかわいいよね。と自分に言い聞かせて当日を迎えました。

きらきらしたビーズのバッグ

ちなみに靴は妊婦さんご用達のぺったんこの黒い靴、バッグは手持ちのきらきらしたビーズで出来たバッグを持っていきました。

個人的には春よりも、秋や冬の結婚式の方が落ち着いた色でまとめられるため、手持ちの物が活用できて助かります。

ネイビーブルーやダークレッドの秋らしい色が多かった

黒のジャケット

当日は朝早くに家を出て新幹線での移動でした。会場には親族用の控え室しかないため、自宅で身なりを完璧にして出発。3連休初めの土曜日ということで、新幹線の中も大混雑。もみくちゃになりながらもドレスはしわになることもなく、会場に到着しました。

当日の参列者もネイビーブルーやダークレッドのような秋らしい色が多く、私も浮くことなく馴染みました。豪華な一軒家風の会場でしたが、きっと誰も私のドレスが1000円だとは思わなかったでしょう。妊婦さんに見えないよ、と周囲にも好評でした。

夜遅くまでの長時間のイベントは身体的にしんどかったため、2次会はお断りしました。

その後の旅行中もジャケットは大活躍し、ドレスも折り目とかを気にせず小さく丸めてスーツケースに収まったのでとても助かりました。

これは二人目を妊娠した時も使えるかも! と思って取っておきましたが、二人目妊娠中の年に限り誰からも招待状は届きませんでした。なかなかうまくいかないものです。


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